スワンの里

　

あれはそう、去年の文化祭。

徳島市立高等学校　手芸部の販売ブースで見た手作りの作品に心ときめき、試作中の作品を見てそのきめ細かな技術と若さ溢れるアイデアに、様々な可能性を感じたあの日。

人生の酸いも甘いも知り尽くした利用者様にもキュンしてほしくて、思い切って手芸キットの製作をお願いしてみたところ、快く引き受けてくださいました。

「手芸を趣味にしてきた人が、これまで作ったことが無いような」、「初めてを体験できるような」、「新しいことを知ったり身につけることで、生きる希望になるような」といった漠然とした希望にも関わらず、手芸部の皆様でアイデアを出し、「お花のインテリアボトル製作キット」をご用意してくださいました。

女子会中の利用者様にお声掛けしたところ、見本を見た時からとても興味を示し、キットを選ぶところから既にワクワクされていました。花束を止めるワイヤーなどの部品も、作業しやすように長さや硬さが配慮されていて安全に作業できました。

目を輝かせながら楽しく製作できたご本人様はもちろん、職員もお手伝いすることで心の交流が生まれ、幸せな時間を過ごすことができました。

徳島市立高校手芸部の皆様、顧問の先生方、誠にありがとうございました。